からだと自然
東洋医学とほくろの原因 大人になってから手のひらや指先にできたほくろと、突然消えたほくろ

Glass Story
ほくろが突然できた
数年前、手のひらや指先などにいくつか突然ほくろができたことがありました。
大人になってからのほくろで手のひらや指先、また足先などにできたものは「癌の可能性がある」と聞いたことがあったので、念のため近所の皮膚科で診てもらうことにしました。
検査は、「ダーモスコープ」という特殊な虫眼鏡のような器具でほくろを診るという簡単なもので、あっという間に終わりました(だいたい一目で分かると言います)。
診断は「良性」だったのでひとまず安心しました。
漫画『巨人の星』には、主人公の星飛雄馬が恋した美奈さんという女性が、爪にできたほくろの癌が原因で亡くなるというシーンがあります。
彼女が、そのほくろを最初棘だと思い込んでとげ抜きで何度もつついたことが刺激となって転移に繋がってしまった、というものでした。
そのシーンが衝撃的な記憶として残っていたので不安もあったのですが、良性と聞いたときはほっと胸を撫で下ろしました。
東洋医学で診るほくろの原因
ところで、ほくろができる原因についてですが、医学的にはまだ分かっていません。
ほくろの原因として考えられることとして、紫外線などの皮膚に対する過剰な刺激や、ホルモンバランスの影響を指摘する声もあります。
ごく稀に、ほくろが癌という場合もあり、専門医が見ると、色の濃さやムラ、出血や大きさといった外形の特徴から判別できると言います。
一方、東洋医学では、ほくろの原因について、ほくろは古くから、肺経や大腸経といった気の通り道である「経絡」の表面にできる、と考えられています。
鍼灸の古典には気血の滞りによってホクロが出来る、というような記載がありますが、これはあながち間違ってはいないでしょう。
また、経絡・経穴現象には不明な点が多いですが、例えば、呼吸器に問題があると肺経や大腸経の経絡上にホクロが多く現出する例もあります。
つまり、生体内で何らかの不具合があると、それが体表部にホクロとして現れるようなのです(単純にその部位だけ代謝が悪いなど)。
出典 : 北京堂鍼灸三鷹
東洋医学では、「経絡(けいらく)」と言い、幾つもの気の通り道があり、その流れが滞っていると症状として病が現れる、と考えます。その流れの詰まった場所が、「ツボ」と呼ばれるものです。
ツボと同じように、ほくろもまた、こうした経絡上にできる(たとえば「呼吸器に問題があると肺経や大腸経の経絡上に」)ものなのではないか、というのが東洋医学の見方のようです。
確かに、自分の腕から指先にかけてほくろの位置を追っていくと、一つの流れの上に多くできているので、もしかしたら関係があるのかもしれません。
ところで、僕の手のひらに突然できたほくろは、あるとき突然消えました。
川底のゴミの影みたいにふと気づくと流れ去ったように消えたのでした。ほくろは不思議ですね。
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